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共同通信
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【エルサレム共同】中東メディアは24日、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラがイスラエル各地に向けてロケット弾200発以上を発射したと報じた。イスラエル軍によるレバノン地上侵攻が始まった9月末以降で最大規模の攻撃とみられる。イスラエル軍もレバノンへの攻撃を継続しており、停戦交渉で立場を有利にしようとする双方の応酬が激化している。
イスラエルメディアは24日、交渉を仲介する米国のホックスティーン特使がイスラエル側に対して「数日中に合意できなければ仲介から手を引く」と通告したと報じた。イスラエルは停戦後も脅威に対応してレバノン領を攻撃する権利を求めているが、ヒズボラ側は反発しており合意の障害になっているとされる。
ヒズボラの攻撃により、イスラエルでは9人が負傷した。イスラエル軍もレバノン各地への攻撃を続け、同国保健省は東部バールベック・ヘルメル県への空爆で2人が死亡したと発表した。