グラフィティ消します 3年越しの成果上がる

 ニューヨークのビル・デブラシオ市長はこのほど、2014年から現在までにブロンクス区で340万平方フィート(31万5860平方メートル)、また市内全域で2100万平方フィート(195万900平方メートル)のグラフィティを消したと発表した。リューベン・ディアス・ジュニア同区長は、「グラフィティは町の雰囲気を損ね、地域の不動産価値を下げる」と、市長が率先して取り組む「グラフィティフリーNYC」計画を歓迎した。
 アートか落書きか。人によって評価は分かれるが、「芸術を誤用し、個人および公共財産を破壊し歪曲する場合もある」などと批判的な意見もある。 

ブロンクス区ラファイエット街1741番地でグラフィティの消去作業を行うデブラシオ市長(右)=5月24日(photo: Michael Appleton/Mayoral Photography Office)

ブロンクス区ラファイエット街1741番地でグラフィティの消去作業を行うデブラシオ市長(右)=5月24日(photo: Michael Appleton/Mayoral Photography Office)