アップグレード版ごみ箱登場 大容量、小さな投入口で町を美しく

 【5月26日付DNAインフォ】ニューヨーク市は5月26日、マンハッタン区アッパーイーストサイドに「アップグレードした」新しいごみ箱を設置した。
 ベンジャミン・J・カロス市議会議員(民主)が提案し、約15万ドル(約1670万円)の予算を費やし購入したごみ箱は1つ525ドル(約5万8000円)。通常よりサイズが大きいが、投入口は小さく設計されている。より多くのごみを収容でき、ごみがあふれ出ることも少ないため、道路にごみが散乱するのを防ぐ効果がある。
 町の清掃運動を政策の1つに掲げていた同議員は、「新しいごみ箱を設置することで、地域住民と力を合わせてごみの排出量をできるだけ抑えていきたい」と話す。市保健精神衛生局(DOH)のキャサリン・ガルシアさんは「人々が、自らが出すごみの量について考えるきっかけになるのでは」と期待する。
 これについて賛同の声は多く、86丁目地域委員会のアンドリュー・ファインさんは「昨年同様の取り組みを行った自治体でも成果が出ている」とし、住民も「かつてのように地域を美しく保たなければいけない」と、新しいごみ箱の設置を歓迎している。
 市はこのごみ箱を284個購入し、東59〜96丁目間の1番街やレキシントン街沿いに随時設置する予定。

市保健精神衛生局のツイッター(@NYCSanitation)より

市保健精神衛生局のツイッター(@NYCSanitation)より