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共同通信
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大阪市西成区のあいりん地区にある複合施設「あいりん総合センター」=2019年閉鎖=の敷地で生活している野宿者らに対し、大阪地裁は1日、退去させ荷物などを撤去する強制執行に着手した。5月には野宿者らに立ち退きを命じる判決が確定していた。大阪府や大阪市は耐震性を理由に建て替えを目指しており、占拠の影響で遅れていた解体工事が進む見通しだ。
午前7時ごろ、センター付近に重機が次々と到着。作業員らがバリケードを設置し、大阪府警の警察官も警戒に当たった。
センターは1970年に開設。13階建てで職業安定所や市営住宅、病院などがあり、労働者らの生活拠点だった。