米国防長官候補の交代検討

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共同通信
ピート・ヘグセス氏=2日、ワシントンの米連邦議会(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米CNNテレビは3日、トランプ次期大統領が国防長官に指名したテレビ司会者ヘグセス氏を交代させることを検討していると伝えた。南部フロリダ州のデサンティス知事やアーンスト上院議員、前駐日大使のハガティ上院議員が新たな候補として浮上しているという。ヘグセス氏は性的暴行疑惑などの醜聞が報じられ、上院での人事承認が不透明になっている。

 トランプ氏の政権移行チームは、ヘグセス氏の性的暴行疑惑を把握していなかったと報じられている。ウォールストリート・ジャーナル紙によると、トランプ氏周辺は、ヘグセス氏がこれ以上の身辺調査に耐えられない可能性があるとの見方を強めているという。

 デサンティス氏は大統領選で共和党候補指名獲得を目指して出馬し、撤退した後にトランプ氏支持に転じた。初期段階でも国防長官候補の一人と目されていた。

 一方、トランプ氏が司法省傘下の麻薬取締局(DEA)局長に指名すると発表したフロリダ州の郡保安官クロニスター氏が3日、指名を辞退すると表明した。指名辞退は2人目。