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共同通信
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【ワシントン共同】トランプ次期米大統領は米NBCテレビが8日報じたインタビューで、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を任期終了前に交代させる考えはないと説明した。第1次政権では、トランプ氏はパウエル氏の議長解任をちらつかせ、景気を刺激する利下げを迫った経緯がある。
インタビューは6日に実施した。トランプ氏は、パウエル氏の辞任を求める計画がないか問われ「ない」と明言した。大統領選では、独立性が重視されるFRBの金融政策に「大統領が少なくとも口を出すべきだ」と述べ、介入を示唆。今回、交代論は否定したものの、金融政策に関与する姿勢を崩さなければパウエル氏と対立する恐れがある。