【8日付DNAインフォ】マンハッタン区ローワーイーストサイドに新たに建てられた低所得者向け住宅(アフォーダブルハウジング)に、入居希望者が殺到している。
クリントン通りに建設されたアパートは、104戸が低所得者向け住宅として用意されているが、これに対して届いた入居希望申請書は約9万3000通と、人気の高さがうかがえる。 低所得者向け住宅の家賃はスタジオが519ドル(約5万7000円)、3ベッドルームが約3000ドル(約33万2000円)となっており、同ビル内にはスーパーマーケット大手のトレーダージョーズなども入っている。入居希望申請書の受け付けは3月から開始されているが、同じデランシー通りにあるシニア向けの低所得者向け住宅にはまだ99の空室があり、市は今月16日まで応募を受け付けている。
同アパートは、デランシー通り周辺に低所得者向け住宅を建設する「エセックスクロッシング開発プロジェクト」の一環。同開発プロジェクトは、ニューヨーク市住宅開発局が手掛ける巨大計画で、最終的に合計で9つのアパートが建設される予定。新たに建てられる住宅約1000棟のうち約半数が、低所得者向け住宅となる見通しだ。