世界で最も不安な都市、日本が1〜3位独占
ニューヨーク市は8位
旅先で荷物預かり場を紹介するRadical Storageは、観光客が最も不安に感じる都市のランキングを発表した。1位は東京で、2位大阪、3位京都と日本の都市がトップ3を占めた。ニューヨーク市は8位だった。タイムアウトが13日、伝えた。
Radical Storage は世界の人気観光地100カ所に関するSNS上のレビュー投稿9万7409件を分析。不安につながる31項目に注目してランク付けをした。
その結果、東京が世界で最も不安な都市となった。投稿の4件に1件が不安を訴えており、「60%の不安は『混雑』に関するものだった」。 Radical Storage によれば、東京の人口は1351万5271人。渋谷のスクランブル交差点など混雑には慣れっこの日本人だが、外国からの観光客は不安に感じるようだ。
2位は大阪。投稿の5件に1件に不安項目が入っていた。特にユニバーサル・スタジオ・ジャパンの混雑ぶりが不安を煽る。「あまりにも混んでいるので、ホテルのベッドで過ごした方がいいと感じた」「超満員で、泣きながら帰った」とのコメントがあった。
3位の京都でも、オーバーツーリズムがストレスを生んでいる。「祇園の街を通り抜けるのは『拷問』に等しい」「錦市場に行っても市場が見えなかった。見えたのは人混みだけ」との投稿があった。
以下、4位が英国のロンドン、5位が中国の上海、6位が中国の北京、7位がタイのプーケットと続く。そして8位がニューヨーク。最も不安な都市にランクされなかったのはよいが、アメリカの都市の中で唯一トップ10に入ってしまった。とはいえ、「いまさら他の都市に引っ越すなんて気持ちはサラサラない」というのがニューヨーカーの本音だ。 ちなみに9位はチェコのプラハ、10位はフランスのパリ。最もリラックスできるのはエストニアのタリン。中国の珠海、桂林、広州もお勧めの観光地となっている。詳しくはこちらから。