【14日付NJドットコム】ニュージャージー州のクリス・クリスティ知事は13日、ニューアーク・リバティー国際空港(EWR)ターミナルAの再開発工事を着工したと発表した。
予算24億ドル(約2660億円)を投入して行われる大規模プロジェクトでは、44年前に建設された同ターミナルを改修して道路橋を3つ建設する他、新しい駐車場を設け、ターミナル内の内装も一新する。
知事はEWRについて、「雇用を生み出すだけでなく億単位の利益を生み出し、ニュージャージー州に多大な経済効果をもたらす大切な施設だ」と話す。ニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズ区のラガーディア国際空港(LGA)、同ブルックリン区のジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)と共にEWRを運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)は、同プロジェクトによって新たに1万人ほどの雇用が生まれ、同州に39億ドル(約4320億円)の経済効果をもたらすと見込んでいる。
EWRではかねてから保安検査場での混雑が問題となっており、利用者らは「ターミナルの導線を見直すこの改修プロジェクトによって、スピーディーでスムーズな移動が実現すれば」と期待を寄せている。
完成は2022年の予定。2016年のEWR利用者数は約4000万人。