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共同通信
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自民党の岸田文雄前首相が退陣後、発信を強化している。アジアの脱炭素化を目指す議員連盟の設立に動き、19日の初会合で最高顧問に就いた。11月には個人の貯蓄を投資に回す「資産運用立国」議連の会長に就任。いずれも首相在任中に力を入れた政策で、党内では「復権に向けた足場固めではないか」(ベテラン)との見方も出ている。
19日に国会内で初会合を開いたのは、東南アジアなどとの脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」を推進する議連。AZECは2022年1月の施政方針演説で自ら提唱した構想だ。
岸田氏周辺は政局的背景はないと強調している。