【14日付ニューヨークポスト】米国勢調査局が行った最新の調査によると、ニューヨーク州が2015年に教育関連に支出した子ども1人当たりの予算が、全米で最も高いことが明らかになった。
同年に州が子ども1人に費やした教育予算は2万1206ドル(約236万円)で、これは全米平均1万1392ドルのほぼ倍額となる。州内の小・中学校に通う児童・生徒約260万人に割り当てられた教育予算の合計額は648億ドル(約7兆2000億円)だった。アラスカ、ワシントンDC、コネティカット、ニュージャージー州がこれに続いた。
合計額だけでみれば751億ドルのカリフォルニア州がトップだが、同州の児童・生徒数は620万人のため、1人当たりの予算はニューヨーク州が上回る。1人当たりの教育予算が6575ドル(約73万円)と全米で最も低かったのはユタ州だった。
町単位でみると、全米で最も児童・生徒数が多いニューヨーク市が1人当たりにかける教育予算が最も高く、ボストンとロサンゼルス市がこれに続いた。
子ども1人当たりの教育予算は全米で増加傾向にあり、同年、公立校の教育予算は全米で約6400億ドル(約71兆円)と、前年の約6100億ドルを上回った。