全国各地で火災相次ぎ8人死亡

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共同通信
3人と連絡が取れていない秋田県能代市の住宅火災の現場=21日午前6時35分ごろ(秋田魁新報社提供)

 全国各地で21日未明に火災が相次ぎ、秋田、神奈川、福岡の各県で計8人が死亡した。

 秋田県能代市では木造住宅が全焼し、3人の遺体が見つかった。能代署によると住人の佐藤洋一さん(66)と妻、母親と連絡が取れていない。高校生の娘(17)が手などにやけどを負った。

 神奈川県横須賀市では2件の火災で計3人が死亡、計3人が負傷した。

 横須賀署によると横須賀市太田和の木造アパートから出火。住人の田代孝子さん(68)が遺体で見つかった。夫(70)は病院に搬送され、軽傷。

 横須賀市汐入町の木造住宅でも火災があり、2人の遺体が見つかった。住人の川福金丸さん(92)と妻喜美さん(89)とみて確認を進めている。同居の娘(51)と孫の男性(23)もけがをした。

 福岡市城南区では竹崎庄市さん(86)方で「家が燃えている」と住人の女性から119番があった。木造平屋1棟が全焼し、2遺体が見つかった。竹崎さん夫婦と娘3人の5人暮らしで、城南署は連絡が取れない姉妹2人とみて身元確認を進めている。