Published by
共同通信
共同通信
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を巡る県議会調査特別委員会(百条委員会)の奥谷謙一委員長が、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に虚偽情報を交流サイト(SNS)に投稿されたとして名誉毀損の疑いで告訴した問題で、県警は22日、立花氏に任意で事情を聴いた。
立花氏は聴取後、名誉毀損に関して自らの正当性を主張する陳述書を県警に提出すると記者団や支援者らに明らかにした。聴取では知事選に出馬表明した10月24日以降を時系列で説明したという。
捜査関係者によると選挙期間中の11月3日、奥谷氏の自宅兼事務所前で立花氏が街頭演説で「出てこい奥谷」「あまり脅しても、奥谷さんが自死されても困るからこれくらいにしておく」と発言したなどとして、脅迫と威力業務妨害の容疑で奥谷氏が提出した被害届も既に受理された。立花氏はこれらに関しても聴取を受けたという。
奥谷氏の告訴状によると立花氏に「奥谷氏は悪人」とする虚偽情報をSNSやユーチューブで流され、誹謗中傷が相次いで社会的名誉が損なわれたとしている。