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共同通信
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熊本市交通局の路面電車で脱線や信号見落としなど運行トラブルが相次いだことを受け、再発防止のための有識者らの検証委員会は24日、職員間のコミュニケーション不足やリスクマネジメントの不備が課題だとする最終報告書案を公表した。全職員へのアンケート結果を盛り込み、来年1月中に報告書をまとめ大西一史市長に提出する。
案は、減便を含むダイヤ改正など既に実施している短期的対策に加え、研修の強化や車外カメラの設置、職員の正規雇用化、安全管理体制の再構築といった長期的対策の必要性を指摘した。
委員からは、勤務の合間に使用する仮眠室の整備や、正職員でも時短勤務ができる仕組みの導入を求める意見が出た。