【21日付CBSニューヨーク】ニューヨーク市のビーチでは市公園局の職員が四輪バギーを使用してパトロールに当たっているが、これが危険だという声が市民から上がっている。
クイーンズ区のロッカウェービーチで週末を過ごそうとやって来たトーリー・シュナップさんは、市の職員が運転する四輪バギーに娘がひかれそうになったと訴える。「あと6インチ(約15センチメートル)ほどで、娘の足が下敷きになるところだった」とシュナップさん。さらに、四輪バギーがビーチタオルの上を通ったのを目撃し、同局に苦情を申し立てた。
四輪バギーに対する苦情を申し立てたのはシュナップさんが初めてではない。同ビーチの保護団体、シビックアソシエーションも過去数年、同局に掛け合ってきた。同団体の委員長ジョン・コーリーさんは、「いつ人が巻き込まれる事故が起きてもおかしくない」と話し、ビーチがオープンしている間は、砂浜ではなく緊急用の車道を使うべきだと主張している。
これに対し同局の広報担当は、熟練した職員が運転しており、過去20年間使用してきたが人に衝突するような事故は発生していないと反論。一方、シュナップさんは、「事故が発生してからでは遅い」と納得していない。