LGBTたたえる記念碑 クオモ知事がデザイン発表

 【25日付ニューヨーク州発表】ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は25日、性的少数者(LGBT)をたたえる記念碑のデザインを発表した。
 マンハッタン区グリニッジビレッジの西端、ハドソン・リバー・パークに設置される予定の記念碑は、アンソニー・ゴイコリーさんのデザインによるもの。9つの大きな岩から成り、そのうちのいくつかは透明でラミネート加工されたガラスで二分されており、これがプリズムの役割を果たし、記念碑の周りの芝生にレインボーの影を落とす。
 2016年6月12日、フロリダ州オーランド市の同性愛者が集まるナイトクラブ「パルス」で銃乱射事件が起きた直後、知事は、LGBTコミュニティーと同事件の被害者を追悼することを目的とした記念碑の設計と建設を行う、LGBT記念碑委員会を設立する行政命令第158号を発令した。同委員会は、エルトン・ジョン・エイズ基金の事務局長など、知事が指名した10人の委員により編成された。
 知事は全米におけるLGBT権利擁護運動の指導者的立場にあり、11年には歴史的な結婚平等法を成立させ、15年には全てのトランスジェンダーを州の人権法で保護する新しい州法を施行している。

www.governor.ny.govより

www.governor.ny.govより