【25日付ABCニュース】マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は26日、自身が設立した慈善財団、ブルームバーグフィランソロピーズから1700万ドル(約19億円)以上を寄付し、「重要課題への取り組み」のアイデアを全米の市長から募るコンテストを実施すると発表した。
同コンテストは、同日フロリダ州マイアミ市で開かれた全米市長会議で同氏が発表した、全米の各市を援助するための企画の一環であり、優秀なアイデアを考案した35市に10万ドル(約1100万円)、4市に100万ドル(約1億1200万円)、最も優れたアイデアを出した市に500万ドル(約5億6000万円)が贈られる。
テーマに制限はないが、気候変動、薬物中毒、銃の不法所持、肥満など、米国が直面する諸問題が優先される。応募資格は人口3万人以上の市であること。応募期限は今年10月31日まで。結果は来年10月に発表される。
同氏は2013年にも同様のコンテストを開催したが、近年では、開催地を南米やヨーロッパに移していた。子どもの肥満対策を考えたチリや気候変動への取り組みを評価されたスウェーデンなどが、過去に賞金を手にしている。