最も汗かく都市は? NY市が全米1位に

 【20日付USAトゥデイ】ハネウェル社とエンバイロメンタル・ヘルス・アンド・エンジニアリング社による「最も汗をかきやすい街ランキング」2017年版がこのほど発表され、全米の大都市の中でニューヨーク市が1位に選ばれた。
 同ランキングでは気温や湿度だけでなく、人口密度やエアコンが設置されていない世帯数、公共交通機関の混み具合などの項目を基に全米の各都市をランク付けした。市は気候だけでなく、航空管制官やファイナンシャルアドバイザーなど、ストレスが溜まりやすく「汗をかきやすい」職業に就いている人が最も多いことも考慮され、1位になった。首都ワシントンDC、イリノイ州シカゴ市、フロリダ州マイアミ市などが続いた。
 コロンビア大学の気象学者、ラッドリー・ホルトン教授は大都市で起きやすい「ヒートアイランド現象」についても言及している。同教授は、アスファルトやコンクリートは土と違い熱を放出することができないので、都市部の気温は郊外に比べて高温になりやすいと説明。特にニューヨーク市ではこの現象が顕著で、「このまま地球温暖化が進めば今世紀末には32度を超える猛暑日が今の3倍になる」と警鐘を鳴らしている。

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