【26日付ニューヨーク市発表】ニューヨークのビル・デブラシオ市長は26日、5月1日に就航した市営フェリーの新路線の乗客が100万人を突破したと発表した。
市長は「運行を始めて3カ月弱で乗客が100万人を突破し、大盛況だ。さらに発展させて、ニューヨーカーの便宜を図りたい」と述べた。当初、利用者が100万人を突破するのは8月23日以降になると予想されていた。内訳はイースト川路線が62万5000人、ロッカウェー路線が22万1000人、サウスブロンクス路線が15万4000人。料金は地下鉄と同じ片道2ドル75セント。この3路線で週日には1日8000から1万2000人の乗客が利用している。
また、市はクイーンズ区アストリアとマンハッタン区金融街を結ぶ新路線を、レイバーデーの週末前の8月29日から運行する。通常、フェリーの定員は149人だが、輸送量を増やすため、249人乗りの大型フェリーを3隻導入する。フェリーの総数は20隻になる予定。
市は乗客100万人突破を記念して、無料の年間パスが当たるプロモーションを実施中。当選者は7月21日から28日の間にフェリーのアプリケーションを利用した乗客の中から選ばれる。コーヒーやビール、ワインなどの一部の飲み物の半額セールも同時開催している。