【15日付メトロニューヨーク】カリフォルニア州サンフランシスコ市に本社を置く「チャリオット」が、「地下鉄より便利でタクシーよりも安い」をうたい文句にしたカーサービスをこの秋からニューヨーク市内で開始する。
同社は2014年創立のベンチャー企業だが、自動車メーカー大手フォードの支援を受けて急成長中。14人乗りのWi-Fi搭載バンを、需要の高い場所を結ぶシャトル便として運行する。現在サンフランシスコ市に加え、ワシントン州シアトル市やテキサス州オースティン市でサービスを展開し、好評を得ている。
「ウーバー」や「リフト」などの配車サービスと同様、スマートフォンのアプリを活用、予約すれば席を確保できる。あらかじめ決められた停留地点からバンに乗る仕組み。30日用のパスを119ドル(約1万3000円)で販売し、20日間往復で使ったとして、片道の料金は3ドル以下になる計算だ。
第一段階としてマンハッタン区のイーストビレッジとミッドタウン、ブルックリン区のグリーンポイントとダンボを結ぶ路線から開始する。各路線とも途中に約7カ所の停留地点を設ける。利用者は自分の希望を申請でき、ニーズが多いと判断されれば、随時新しい路線が増設されるという。