人種差別、それとも歴史的遺産? 記念碑撤去に是非

 バージニア州シャーロッツビル市で起きた死傷事件以降、ニューヨーク市をはじめ米国各地で人種差別を肯定するとされる銅像やプレートなどを撤去する動きが出ているが(本紙8月18日号で既報)、マンハッタン区西59丁目に立つコロンブスの石像も市が90日間かけて実施する撤去審査に含まれることが明らかになった。コロンブスが新大陸を発見した際、ネイティブアメリカンを虐殺したことなどが問題となる。
 一方で、反対の意見もある。市庁舎前で24日午後行われた記者会見ではイタリア系市議会議員やイタリア系米国人らが集まり、コロンブスの石像はイタリア系移民の象徴で「歴史的遺産」の一部であり撤去すべきではないと訴えた。

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