【22日付スタテン・アイランド・アドバンス】ニューヨークのビル・デブラシオ市長および市教育局(DOE)のカルメン・ファリーニャ局長は22日、市の公立校に通う3年生から8年生を対象としたニューヨーク州統一試験で、英語読解と数学の成績がわずかに向上していることを発表した。
2017年度の州統一試験で、40.6%の児童・生徒が英語読解の習熟基準を満たし、昨年度の38%から増加していた。英語読解の成績は、昨年度初めて州平均を上回り、今年はさらに平均値との差を広げた。数学では、37.8%の児童・生徒が習熟基準を満たしており、昨年度の36.4%から増加していた。
スタテン島の公立校に通う児童・生徒のうち、英語読解で基準を満たしていたのは、昨年より2.7%増の47.1%と半数に近く、数学では、昨年度より1.6%増の41.8%が基準に達していた。中でも同島の第31学区の公立校に通う児童・生徒の成績が良く、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス区の学区と比較して、習熟基準を満たした児童・生徒の数が多かった。一方、今年度の試験をボイコットした児童・生徒の数は、昨年度の21%からわずかに減少し19%だった。
市長は、「過去4年間に及ぶ学力の向上は、徹底した努力の成果だ」と評価した。