NJ発の小舟スコットランドに漂着 出航から8カ月後

 【25日付ニューヨークポスト】ニュージャージー州の中学生が学校のプロジェクトで2016年12月海に流した小舟が、スコットランドに漂着していたことが6日分かった。
 小舟を流したのは同州モリスタウンにある中高一貫校のモリスタウン=ビアード・スクールの生徒たち。全長5フィート(約152センチメートル)の小舟には手紙と記念品を乗せた。小舟は大西洋を横断し、約3300マイル(約5300キロメートル)離れたスコットランドのシェトランド諸島ダンロスネスに6日漂着した。
 同地に住むフォークナーさん一家が海岸を散歩中に小舟を発見。確認したところ、野球のボールやグローブ、同校に通う生徒たちが学校生活や家族について書いた手紙などが入っていた。一家は、同校の教員で今回のプロジェクトを担当したリサ・スワンソンさんのEメールアドレスを見つけ小舟の漂着を報告した。デイビット・フォークナーさん(47)は、「リサさんは私たちが舟を発見したことをとても喜んでいました」と話した。
 小舟にはGPSが搭載されていたが、今年の始めには電池が切れ、所在が分からなくなっており、同校の生徒たちは小舟の行方を心配していたという。

モリスタウン=ビアード・スクールの公式ウェブサイトより

モリスタウン=ビアード・スクールの公式ウェブサイトより