【28日付NBCニューヨーク】28日午前、ジョージワシントン橋から男性が投身自殺を図った。過去5週間で同橋からの投身自殺者は5人目。
同橋を管理するニューヨークニュージャージー港湾公社(PA)によると、同日午前6時30分ごろ、30代の男性が橋の上に車を止めたまま南側の歩道から飛び降りたと通報が入った。男性の遺体は午前10時の時点で見つかっておらず、警察は引き続き捜査に当たっている。
水面からの高さがビルの25階に相当する同橋では2013年に16件、14年と15年にはそれぞれ18件の投身自殺があったものの、昨年は12件にとどまっていた。しかし、今年に入ってから既に7件起きており、うち5件は過去5週間の間に相次いでいるため、警察は対策に追われている。
先月24日には十代の男性が、また26日には若い女性が、27日には中年男性が飛び降りた。今月7日には30代の男性も身を投げ死亡したばかりだ。
同橋に自殺防止用の柵を設置するという案は以前から持ち上がっていたが、今回の一件を受けて数カ月以内に仮の柵を設置することが決定した。
警察は助けを必要としている人は自殺防止ホットライン(800-273-8255)に電話するよう呼び掛けている。