クイーンズ区の公園で29日、行方不明になった4歳の男児を5時間にわたり置き去りにしたとして、デイケア職員の男が逮捕された。
オスカー・ジャラミロ被告(32)は同日朝、同区ミドルビレッジのジュニパーバレー公園で、面倒を見ていたエミ君がいなくなったことに気がついたが、すぐに警察に通報しなかった。エミ君は約5時間後の午後12時45分ごろ、公園の職員により発見され、NYPD第104分署に保護された。エミ君が両親の苗字を言えなかったため、同署はツイッターにエミ君の顔写真を掲載し、情報提供を呼び掛けていた。
NYPDによると、エミ君は同被告とその娘とかくれんぼをしている間に迷子になったとみられている。エミ君にけがはなく、同日夜には家族と再会した。エミ君は絵本「おさるのジョージ」の物語のような体験をしたと無邪気に話し、周囲を安心させた。
エミ君が通うニューヨーク市公認のデイケア、ピーカブーの共同経営者でもある同被告は、育児放棄や子どもを危険にさらした罪に問われている。同被告はABC7の取材に対し、「申し訳なかった。判断を誤った」とだけ答えた。
エミ君の父親は「起きてしまったことは仕方がない」とし、友好的に解決する意向だという。