マンハッタン区のペンステーションで、7月10日から行われていた米鉄道旅客公社(アムトラック)の線路補修工事の終了に伴い変更されていた、アムトラック、ニュージャージートランジット(NJT)、ロングアイランド鉄道(LIRR)のダイヤが5日から通常に戻った。
同駅の利用者からは、ダイヤの変更による影響は予想よりも少なく、遅延や混乱も少なかったとの声が聞かれた。LIRRを利用している弁護士のディラン・ミッチェルさんはピックス11の取材に、「通勤時にこれまで以上の遅延や混雑を感じることはなかった」と話した。ニューヨーク州都市交通局(MTA)のジョー・ロータ局長によると、今年のLIRRの運行で最も遅延が少なかったのが、工事期間中の7月だったという。
NJTのスティーブン・サントロ取締役は、「われわれは乗客のためにできるだけ運行がスムーズにいくよう務めた。乗客の辛抱強さに感謝したい」と述べた。
アムトラックによると、現在行われている同駅の補修工事は2018年初めまで継続される。工事は夜間と週末に行われ、運行には影響しない見通し。工事には同駅のトイレや待合スペースの改築も含まれている。