トランプ大統領は5日、親に連れられ16歳未満で米国に不法入国した若者を強制送還せずに、滞在資格を認めるDACAプログラムを打ち切ると発表、ワシントンDCをはじめ全米各地で抗議デモが行われた。
同プログラムの廃止により、約3万人が影響を受けるとされるニューヨーク市では、同日午前11時ごろマンハッタン区5番街のトランプタワーの前に集まったデモ参加者らが「不法移民たちよ、恐れるな」と抗議。参加者のうち道路の中央で座り込み、交通を妨げたとして34人が逮捕された。
午後6時ごろには同区ローワーマンハッタンにあるフォーリースクエアに集まった約1000人のデモ参加者が、トランプ政権を非難するプラカードを掲げ、プログラムの存続を訴えた。その後デモ隊はブルックリン橋を横断しようとしたところ警察に制止され、同橋の入口付近で路上に座り込みをした13人が逮捕された。逮捕者の中には市議会のイダニス・ロドリゲス議員(民主)も含まれていた。
オバマ前大統領は同日、「何も悪いことをしていない若者を標的にするのは間違っている」とフェイスブックに投稿し、トランプ政権を非難した。