【4日付NY1】クイーンズ区サニーサイドにあるコンドミニアムの管理人が3日、元住人にいやがらせなどをしていた疑いで逮捕された。コンドミニアムのロビーには、ナチスドイツのシンボルであるかぎ十字や南北戦争時の南部連合旗が飾られているため、管理人に対して住民から苦情が相次いでいる。またこの建物は、市人権委員会、ニューヨーク州検事総長事務局、NYPDから、それぞれ異なった容疑で捜査対象となっている。
管理人のニール・ミラノ被告(70)は、住人の43歳の女性に対し、2016年9月から今年7月までの間、言葉によるいやがらせや腕をつかむなどをした疑いで、ストーカー行為、暴行未遂の罪で起訴された。女性は既に転居しており、同被告によるストーカー行為について、2カ月前にNYPDに被害届を提出していた。
関係者によると、NYPDは同被告の銃器所持許可証をはく奪し、同被告のアパートの家宅捜索と武器になり得る物品の押収などを行うという。
同被告は国外に滞在していたが、同区のジョン・F・ケネディ国際空港に到着したところを逮捕された。連行される際に同被告は、NY1の取材に対し起訴内容について否定している。