【11日付ニューヨークポスト】ブルックリン区ブラウンズビルで10日、頭部に銃弾2発を受けた妊娠5カ月のタイティアナ・スパークス(19)さんの緊急手術が同日行われた。同区内のブルックデール病院で行われた銃弾摘出手術は4時間30分に及んだが、スパークスさんは一命を取りとめた。
同日午後12時45分ごろ、自宅前で知人男性と立ち話をしていた際、何者かが車の中から撃った流れ弾に当たった。スパークスさんの近くにいた男性を狙ったものとみられているが、この男性は現場から逃走した。
2発の銃弾はそれぞれスパークスさんの後頭部と側頭部を貫通していたが、執刀医によると脳に障がいが残ることはなく、胎児も元気だという。犯人は捕まっておらず、スパークスさんの親戚のロスリン・ケーパースさんは、「私たちは天使が彼女を見守っていることを信じ、来週には目を覚ますよう祈っている。犯人は同時に2つの命を奪おうとした。自首してほしい」と話した。
NYPDは現場付近にある食料雑貨店の防犯カメラがとらえた映像を分析し、犯人と、狙われた男性の行方を追っている。犯人は黒いシャツにグレーのスエットパンツを着用していたという。