ブロンクス区がアマゾン誘致に名乗り  50億ドルかけ5万人の雇用創出

 【19日付メトロニューヨーク】ワシントン州シアトル市に本社を置く米インターネット通販最大手アマゾンが建設予定の第2北米本社の候補地に、ブロンクス区が名乗りを挙げている。
 アマゾンの創設者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾスさんによると、第2本社の建設予算は50億ドル(約5600億円)。シアトル本社と完全に同等な立場に置かれ、5万件の雇用を見込んでいる。同社は候補地に、「国際空港や公共交通機関へのアクセスが容易で、人口100万人を超える大都市」といった条件を挙げている。
 ブロンクスのルーベン・ディアス区長とニューヨーク州選出の連邦議員、同州上下院議員、市会議員ら25人がベゾスさんに宛てた書簡には、同区がラガーディア国際空港やジョン・F・ケネディ国際空港に近いこと、コネティカット州やニュージャージー州へ通じる高速道路が整備されていること、同区イーストブロンクスにメトロノース鉄道の新たな駅ができることなどのセールスポイントが盛り込まれ、「ブロンクス区は他のどの地方自治体よりも、より多くの利点をアマゾンに提供する」と記されている。
 第2本社の建設地は来年決定する。

Silus Grok

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