ブロンクス区でいじめまん延 教員の半数以上が認識

 【3日付ニューヨークポスト】ブロンクス区で男子生徒が別の男子生徒をナイフで刺殺した事件を受け、同区の学校が最もいじめがまん延しているとする昨年の調査結果が再び注目されている。調査はニューヨーク市教育局が、市内32の学区を対象に行った。いじめが最も多かったのは同区の第12学区で、同学区内の教員の53%が、いじめを「時々」または「常時」目撃したと回答した。
 事件が起きたアーバン・アッセンブリー・スクール・フォー・ワイルドライフ・コンサベーションでは、教員の92%および生徒の89%が、いじめを学校に報告していた。同学区に属するその他の数十校においても、同様の結果が出ている。フレデリック・ダグラス・アカデミー・V・ミドル・スクールでは、全ての教員が、いじめを「時々」または「常時」目撃したと答え、スクール・オブ・パフォーミング・アーツ・ミドル・スクールでは、教員の82%がいじめを「報告した」と答えている。
 調査に答えた児童と生徒の91%が校内で殴り合いのけんかが「起きていた」と答え、54%が口論によるけんかは「よくある」と答えていた。同区の公立(PS)第214校では、教員の81%がいじめを目撃しており、児童と生徒の81%がけんかを報告している。

Elizabet21

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