出張、行楽、里帰りなど、ニューヨークに住む私たちは飛行機に乗る機会も多いだろう。そして飛行機で長距離を移動するのは、高い運賃と長い時間をかけるのだから、質の高い移動であってほしいと誰もが願うはず。空の長距離移動に革新をもたらすユナイテッド航空の新ビジネスクラス、「ユナイテッド・ポラリス」が、ついにニューヨークエリアに登場する。
「快適な睡眠」を追求した新ビジネスクラス
2016年12月からユナイテッド航空が導入を開始した、全く新しいコンセプトの長距離国際線向けビジネスクラス、「ユナイテッド・ポラリス」は、「快適な睡眠」にとことんこだわりながらさまざまな工夫を凝らした、同社にとって過去10年ほどで最も革新的なプロダクト改良のたまものだ。
180度水平にリクライニング、最大6フィート6インチ(約2メートル)のベッドスペースを提供するシートがそれぞれ独立して前方を向き、まるでスイートルームのようなポッドタイプにデザインされているのが特徴。どの座席からも通路に直接出られる他、「Do Not Disturb」のサイン表示やムードライト、ワンタッチ式のランバーサポート、豊富な収納スペース、食事と作業を同時に可能にする複数のテーブル、16インチの高解像度エンターテインメントスクリーンを完備するなど、利便性を徹底的に追求している。
製造を担当したのは飛行機の座席製造を専門とする英国のゾディアックシーツ社。座席は、数百人に上るユナイテッド航空の顧客と社員の意見、機内プロダクトのシミュレーション、さらに100以上の製品、試作品の評価を分析し改良を重ねた末、誕生した。
「ユナイテッド・ポラリス」の乗客は、離陸前に希望の飲み物と高級チョコレートを、またフライト中には機内に設置された大理石のバーユニットで自由に飲み物や軽食を楽しむことができる。ユナイテッド航空のマスターソムリエが選んだ最高品質のワインやカートに乗った各種デザートの他、飛行時間が12時間を越える全フライトでは、ロブスターマカロニなど温かいスナックとチーズも用意するなど、長旅では重要となる食事面でも最高クラスを目指す。
世界9つの空港には、ビジネスクラスの乗客向けとしては米国の航空会社で唯一の「ユナイテッド・ポラリス」専用ラウンジを開設しており、仮眠スペースやシャワー室はもちろん、ここでもブティックレストランの温かい食事で乗客をもてなす。
「海外出張は疲れる」との概念を打ち破り、空の上でも最上級の快適さを手に入れることができる「ユナイテッド・ポラリス」のシートは、長距離国際線の新たな路線に順次導入が拡大されている新型機「ボーイング777-300ER」にも搭載されている。今月28日には、同型機が待望のニューアーク〜成田路線にも就航する予定だ。
「ユナイテッド・ポラリス」説明会
ユナイテッド航空は先月29日、ニュージャージー州のニューアーク国際空港(EWR)内マリオットホテルでのイベントにて、ANA協力、東急ホテル協賛の下、今月28日からニューアーク〜成田直行便(新型機ボーイング 777-300ER)に導入される新ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」の説明会を開催した。当日は現地の日系および米系企業30社50人以上の取引先を招待し、全席通路アクセス可能な1-2-1配列の座席仕様、高級百貨店サックス・フィフス・アベニューとコラボレーションした機内アメニティーキット、アップグレードした和食やポラリス・ラウンジ仕様などについてを、同社国際営業部の地元日系企業担当シニアマネジャー、四辻公男さんが解説した。
同部マネージングディレクターの井川啓子さんは、ニューヨークエリアのハブ空港において「ユナイテッド・ポラリス」を搭載した新型機をいち早く導入する同直行便の重要性を強調、参加企業への利用促進を呼び掛けた。
また、ジョイントベンチャーパートナーのANAより米日路線の座席および今月末から増便予定のロサンゼルス〜成田直行便の説明があり、抽選会ではユナイテッド航空の航空券、ANAグッズ、東急ホテル宿泊券などが進呈された。
ユナイテッド航空
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