動物虐待の男に懲役1年 落とされた子イヌは足切断

 【13日付DNAインフォ】交際相手の飼い犬を虐待したとしてブロンクス区在住の男に対し13日、懲役1年の判決が下された。
 ロベルト・マルティネス被告(25)は昨年9月、交際相手のペットだった生後8カ月の子イヌ「サッシー」を肩の高さから床に落とすなどして暴行を加えた罪に問われていた。防犯カメラは、同被告がサッシーを虐待し、サッシーが同被告から逃げようとしたものの右後足を動かすことができず苦しんでいる様子や、さらには怯えるサッシーの首をつかみ、無理やり階段に押し付ける様子を捉えていた。
 交際相手の女性はサッシーを連れて米動物虐待防止協会(ASPCA)の獣医を訪れた際、「階段から落ちてけがをした」と説明していた。しかし、ASPCAの職員が、肋骨が折れているのを発見し警察に通報したため、虐待の実態が明らかになった。実刑判決が下されたことで同被告は動物虐待者のリストに登録され、最低でも5年は動物を飼うことを禁止されるという。
 サッシーは虐待されてから約1週間後、重傷を負っていた右後足を手術で切断した。ASPCAのハワード・ローレンスさんによると、幸いにも新しい里親に引き取られ、現在は「サリー」と名付けられ生活しているという。

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