10代の家出少女2人を救出 人身売買容疑の男女3人逮捕

 【23日付NY1】ニューヨーク市警察(NYPD)はこのほど、ブルックリン区在住の男女3人を10代の少女2人に対する売春強要未遂の容疑で逮捕したと発表した。
 アルスター郡ショカンとニューパルツに住む14歳と15歳の少女は今月17日、外出したまま行方不明となっていた。家出をしたとみられる2人は18日、ブルックリン区イーストニューヨークに住む友人を訪ねたところ、友人3人に売春をするよう強要された。
 被告らは、2人に大麻やオピオイド系鎮痛薬などを勧め、14歳の少女に1時間100ドル(約1万1300円)で売春を持ち掛けたとされる。ルディ・ロッカー被告(19)は、逃げようとした少女を殴り、べリサ・ネバヘイト被告(19)は、2人に売春するようナイフで脅していた。15歳の少女が21日、フェイスブックのメッセージを使って父親に居場所を知らせたため、2人は救助された。
 両被告とネバヘイト被告の交際相手、ドナルド・ジャクソン被告(20)は、売春強要未遂罪などで起訴され、ロッカー被告は、非強制的性的暴行罪でも起訴されている。被告の弁護士は22日の罪状認否で、「少女らは面倒に巻き込まれないために作り話をしている」と主張した。

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