月曜は「肉抜き」給食 ブルックリンの15校で来春開始

 【23日付PIX11】ブルックリン区内にある15のニューヨーク市立小学校で来春から、毎週月曜にベジタリアンメニューの給食を提供する「ミートレスマンデー」を実施することが23日決まった。子どもたちが健康的な食生活を送れるよう実施されるこの取り組みでは、毎週月曜の朝食と昼食が、完全にベジタリアンメニューになる。
 2015年の調査によると、ニューヨーク市に住む6歳から12歳までの子どものうち、1日に5種類以上の野菜や果物を摂取できているのは全体のわずか20%。この実態を受け市教育局のカルメン・ファリーニャ局長は、「幼いころから『食育』を通し、栄養価の高い食事の大切さを子どもたちに学んでほしい。ベジタリアンメニューを導入することで、学校でも健康的な食生活を支援できる」と意気込んだ。
 この取り組みにはビル・デブラシオ市長およびシャーレーン・マックレイ市長夫人も賛同。夫人は「健康的な食生活への理解を深めるには、全員で参加することが重要」と歓迎した。
 ベジタリアンメニューは体だけでなく環境にも優しいことで知られており、市内には既にベジタリアンメニューを毎日提供している公立小学校が5校ある。

nynews171025_4-2