日本クラブは25日、元読売テレビのアナウンサー、清水健さんの講演会「想い〜パパと一緒に」を開催した。清水さんは大阪府出身。キャスターとして出演していた番組のスタイリストだった奈緒さんと2013年５月に結婚。若年性乳がんを患った奈緒さんは１年９カ月後に生後３カ月の長男を残して29歳で亡くなった。妊娠とがん発覚、「命の選択」、闘病の日々をつづった手記の印税を基に現在は清水健基金を発足させ、講演会などを通して入院施設の充実や難病対策に取り組む団体や個人を支援する活動を続けている。
参加した女性（会社員）は、「15年前に兄を亡くしたが、まだ人前でその話はできない。清水さんには勇気と使命感、奈緒さんへの深い愛情があるから、その思いを話せるのだと思う。清水さんの感謝や愛情の気持ちが伝わってきて、エネルギーをもらえた」と話した。
「妻がいてくれたから、この場に立っていられる」と話す清水さん（photo: Asami Kato / 本紙）
