JFKの元幹部が収賄 罪認め200万ドル支払いに合意

 【2日付amニューヨーク】ニューヨークのエリック・シュナイダーマン州検事総長は2日、取引業者から130万ドル(約1億4800万円)以上の賄賂を受け取った疑いで起訴されていたジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)の元幹部が起訴内容を認め、200万ドル(約2億2800万円)の和解金の支払いに合意したと発表した。クイーンズ区の州高位裁判所から第2級重窃盗罪および第一級商業収賄罪で起訴されていた。
 2000年から16年の間、ターミナル・ワン・グループ・アソシエーション(TOGA)の専務取締役を務めていたエドワード•J•パケット被告は、11年からケータリング会社や運送会社、航空機サービス会社などから賄賂を受け取り、その見返りに便宜を図っていた。同被告は空港地上支援会社の変更を提案し、入札により契約した業者から15年から17年の間に64万ドル(約7300万円)を受け取っていた他、特定の食品供給業者を優遇する代わりに現金を毎月受け取り、その額は年間10万ドル(約1140万円)にも上っていた。また賄賂受領を目的にした架空の会社も設立していた。
 TOGAは、エールフランス、日本航空、大韓航空、ルフトハンザ航空による共同経営会社。