【13日付CBSニューヨーク】今年8月に改名したウエストチェスターとロックランド郡を結ぶマリオ・クオモ橋を、元のタッパンジー橋に戻すよう求める署名運動が1日から始まった。13日の時点で4万人以上の署名が集まっている。
この署名運動を始めたのは、ウエストチェスター郡在住のモンロー・マンさん。マンさんは、「リンカーントンネルや、ジョージ・ワシントン橋のように死後50年以上経過しない限り、政治家の名前を建築物に付けるべきではない。それに50年後、私たちやその子どもたちはマリオ・クオモ元知事について話しているだろうか」と主張した。
今年8月、旧タッパンジー橋の横に建設された新橋をマリオ・クオモ橋と命名。10月6日に旧橋は役目を終え、閉鎖された。
同橋の改名には州上下院議会で新しい法案を可決し、知事の署名が必要となる。知事が法案に対して拒否権を行使した場合、両議会で3分の2以上の賛成があれば拒否権を覆すことができる。同名称についてニューヨーク州の広報は、「州民の生活向上に生涯を捧げたクオモ元知事の名はふさわしい」と擁護、州下院議会の広報は、「改名の可能性は極めて低い」と話した。