駅にアンバサダーを配置 MTA、サービス向上目指し

 【15日付ニューヨークポスト】ニューヨーク州都市交通局(MTA)は15日、ニューヨーク市内の地下鉄駅に新しくカスタマー・サービス・アンバサダーを配置すると発表した。
 カスタマー・サービス・アンバサダーは、これまで駅に常駐していた駅員とは異なる新しい役職。主に駅のプラットホームや改札付近などで乗客の質問に応じたり、メトロカードの購入をサポートしたりする。アンバサダーの導入はニューヨーク市の交通労働組合、TWUローカル100が提案したもので、今後、350人以上の職員がアンバサダーとして各駅で活動を開始する。
 現在組合に所属し、駅員として働いている人であれば誰でもアンバサダーに応募でき、時給もこれまでより1ドル増しになるという。MTAはマンハッタン区のグランドセントラル駅やタイムズスクエア駅、ペンステーションなど利用客が多いハブ駅に優先的にアンバサダーを配置するとしている。
 TWUローカル100のトニー・ウタノ組合長は、「職員は時給が上がり、利用客もより良いサービスが受けられるようになる」と導入を歓迎。MTAの広報担当、ジョン・ワインスタインさんも「より正確な情報を利用客に伝えられるだろう」と期待を寄せている。

Paul Sullivan

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