【4日付amニューヨーク】セクハラ被害を訴える「#MeToo」(私も)キャンペーンのデモが9日ニューヨークで行われるのを目前に、企画者2人が1日、初めて対面した。
ニューヨークでのデモを呼び掛けているのは、弁護士として働くコニー・バスケーズさん(57)と救急隊員指導者のアナマリー・ヒューバートさん(24)。共に性暴力の被害者という共通点がある。2人はこれまで、フェイスブックやツイッターなどのSNSで連絡を取り合いながら、デモの企画を進めてきた。ヒューバートさんは「ロサンゼルスで行われたデモのニュースを見て、ニューヨークでも行動を起こすべきだとツイートしたところ、バスケーズさんから連絡が来た」と経緯を明かした。
お互いに仕事の合間を縫ってメッセージを交換していたため、これまで実際に会うことや電話で話したことはなかった。それだけに初めての対面は特別なものとなり、ヒューバートさんは「お互い異なる職業で、これまで歩んできた人生も全く違うが、性暴力の被害者である私たちがセクハラへの抗議活動を広めていくことは大きな意味がある」、またバスケーズさんも、「デモを通して参加者が結束し、セクハラの根絶に向けて歩んでいけたら」と意気込んでいる。
12. 6 Update
米タイム誌は6日、毎年恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(今年の人)を発表、セクハラ被害を証言し、世間に伝える「#MeToo」キャンペーンの参加者らが選出された。