幼児2人、ヘロイン誤飲で搬送 ブロンクス区で2日連続

 【6日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブロンクス区で2日と3日、幼児がヘロインを誤飲し、病院に搬送される事故が発生した。
 1件目は2日午前7時ごろ、父親がベッドの上で使用した際にこぼれたヘロインを女児(1)が誤飲。両親が数時間後に呼吸困難になっている女児を発見し、病院に運んだ。拮抗薬ナロキソンを投与し女児は一命を取り留めたが、5日時点で危険な状態だという。父親のエドガルド・ロドリゲス容疑者(20)は、「子どもを寝かせる前にベッドの上で使ったヘロインがこぼれていた。寝ていた娘がどのようにして口にしたのか分からない」と供述している。同容疑者は、麻薬所持などの罪に問われている。
 2件目は3日午後11時30分ごろ、父親と散歩していた女児(1)が、ヘロインの付着したビニール袋を誤って口に入れた。即座に口から白い泡を吹いたため父親が拭き取ったが、その後けいれんを起こして病院に運び込まれた。ナロキソンを打ち一命を取り留めたが、5日時点で入院中。NYPDは夜中に1歳の子どもと散歩をしていたという父親の証言に不審な点があるとして、ニューヨーク市児童福祉局(ACS)と共に調査を進めている。

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