【8日付ニューヨークポスト】民主党主導のニュージャージー州議会上院は7日、小型無人航空機(ドローン)の飲酒操縦を禁止する法案を39対0で可決した。
同法案では、アルコールの影響下でドローンを操縦した者は治安びん乱罪違反として扱われ、有罪が確定した場合、最長6カ月間の実刑または1000ドル(約11万円)の罰金が科され、その両方の処罰を受ける可能性もある。ドローンを使って①野生生物を追う②人や物を危険な状態にさらす③刑務所など矯正施設の安全を脅かす④事故現場などでの第一対応者の作業を妨害する、などが禁じられる。
全米州議会議員連盟(NCSL)によると、全米38州で今年、同様の州法が検討されたといい、同法案が施行されると連邦航空局(FAA)の規定よりも厳しいものとなる。 発案したポール・サーロ上院議員(民主)によると、同法案は、特定のドローン事故に対応したものではなく、ドローンが普及する前に未然に規制することと、各地域で異なる地方条例が制定される前に州法を定め統一することを目的としている。下院での投票日は未定。
イリノイ、ミシガン、ウィスコンシン州では、刑務所近くでのドローンの使用に関する法案が提出されている。