【9日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】6月に行われる市議会の民主党予備選挙に向けて、現職のイベット・クラーク議員の対抗馬として出馬している30歳の候補者が、12万ドル(約1340万円)以上の選挙活動資金を集め話題となっている。
ハーバード大卒でブルックリン区クラウンハイツの住人として最近まで地元のコミュニティセンターで就業訓練プログラムの提供活動に携わっていたアデム・ブンケデッコさんは、「私を支持してくれている人が多いということは、それだけみんなが変化を求めているということだと思う」とやる気満々だ。ウガンダ移民の両親の元に生まれ、クイーンズ区で育ったブンケデッコさんは、以前から新世代がリーダーとなる地域づくりに取り組んでいた。ブンケデッコさんによると、これまでに集めた選挙資金は全て個人献金によるものだという。これに対し、ウナ・クラーク元市議会議長の娘で、1991年から同地区代表を務めるクラーク議員の選挙資金は約9万5000ドル(約1060万円)とみられている。
献金はキャンペーンサイト(www.ademforcongress.com)を通し、25ドルから可能。当選すれば「貧困層の対策にまず取り組む」と話している。