【17日付amニューヨーク】昨年多くのサイクリストが交通事故に巻き込まれたことを受け、ニューヨーク市運輸局(DOT)は17日、マンハッタン区の26と29丁目に自転車専用レーン(バイクレーン)を導入すると発表した。クロスタウンではこれが初となる。
新しいタイプのバイクレーンは、並行して路上駐車スペースを設けることで車道とバイクレーンが隣接しないようにし、サイクリストの安全性を高める。今後、50丁目台にも設置する予定。
交通事故死撲滅運動「ビジョンゼロ」の下、昨年は全体的な交通事故数は減ったものの、交通事故に巻き込まれ死亡したサイクリストは23人と、前年の18人から増加。これらの事故の多くはバイクレーンが設けられていない場所で発生している。
昨年のデータから、ミッドタウンではシティバイクが約600万回使用されていたこと、また50丁目の交差点を通る自転車は1日約2万5000台だったことが分かっており、交通量の多いミッドタウンでの設置が急がれる。DOTは今後も住民の意見などを考慮した上で、導入計画を進めていくという。