ロマネコンティなど横流し 被害総額120万ドル超

 【17日付ニューヨークタイムズ】金融大手ゴールドマンサックスの共同社長、デイビッド・ソロモンさん(55)のワインコレクションの一部を横流ししていたとして15日、元部下が逮捕された。被害総額は、120万ドル(約1億3000万円)を超えるという。ソロモンさんは、希少ワインを何十年にもわたり収集していることで知られている。
 ソロモンさんの秘書を務めるニコラス・デ=メイヤー容疑者(40)は、ソロモンさんが購入した高価なワインをマンハッタン区のアパートからロングアイランドのイーストハンプトンにある邸宅に運び、ワインセラーに納める役割だったが、ワインを盗み、2014年から16年末にかけてノースカロライナ州のワインディーラーに横流ししていた。中には、ソロモンさんが13万3650ドル(約1480万円)で購入したロマネコンティ7本も含まれていた。