非住民の車両、通行禁止に NJ州レオニアで条例施行

 【22日付ニューヨークポスト】朝と夕の渋滞を緩和しようと、二ュージャージー州バーゲン郡レオニア区で、ラッシュ時に限り区の住民と勤務者以外の車両の一般道の通行を禁止する条例が22日、施行された。
 規制される時間帯は午前6時から10時と午後4時から9時。地元住民や同区に勤務する者以外の車両が一般道を通行すると、200ドル(約2万2000円)の罰金が科される。約60の一般道が対象で、フォート・リー・ロード、ブロードアベニュー、グランドアベニューの3本の幹線道路は対象外。
 同区の一般道は、カーナビなどに誘導された、ニュージャージー州側からジョージ・ワシントン橋へ向かう車の抜け道として利用されていた。区長によると、人口約9200の同区を1日通常約4000台の車が通過していたといい、地元住民は渋滞に悩まされていた。
 同区の住民や勤務者の車が対象の道路を通るためには、区が発行した黄色い許可証を表示しなければならない。
 条例には2週間の猶予期間が設けられ、期間中に同区を通過した区外の車両は警告を受け、別の道路に誘導される。
 法律専門家は「通常は州の管轄下にある問題。レオニア区は地方自治体としての管轄権を不法に拡大しているとみなされるのでは」と、同条例が訴訟に持ち込まれると予想している。

Ken Lund

Ken Lund