レストラン日本は1月31日夜、同月13日に亡くなった創業者で社長の倉岡伸欣さんと、昨年10月30日に亡くなった妻の璄子(えいこ)さんをしのぶ会を開催、200人以上が駆け付けた。髙橋礼一郎在ニューヨーク日本国総領事・大使が献杯の辞を述べ、副社長の馬越恭弘さんが倉岡さんのニューヨークでの半世紀以上にわたる足跡を紹介した。
慶應義塾大学の後輩で、慶應義塾ニューヨーク学院の学院長、河野文彦さんは「学院に何が必要かと相談する前に察して全てやってくれる。そして何も言わずに、爽やかな笑顔を見せてくれる。素晴らしい先輩」とその人柄をしのんだ。講談社USAのCOO作田貴志さんは、「イベントなどで大変お世話になった。われわれ裏方にまで細かな心配りをいただいた。『大きな星が流れた』という感じだ」と惜しんだ。フードコンサルタントの福家成子さんは「倉岡さんや故ロッキー青木さんは、日本食を米国に紹介し、広めた先人。日本人の文化と歴史をずっと背負いビジネスをしてきた2人の志を今後、誰が引き継いで発展させていくかが課題」と話した。元ニューヨークヤンキースの松井秀喜さん、プロテニス選手の伊達公子さんも訪れた。