3月17日はアイルランドの祝祭日、聖パトリックの日。NYでアイルランドの文化に触れることができるあれこれを紹介。
NYC Saint Patrick’s Day Parade
アイルランドの伝統衣装をまとった団体が5番街を44丁目から79丁目まで練り歩くパレード。動員数は例年約200万人。バグパイプを使っての伝統音楽演奏もある。今年はアイルランドのレオ・バラッカー首相、ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事やビル・デブラシオ市長も参加する。緑色の服を着て見に行こう!
3/17(土) 11:00-17:00 5th Ave. (bet. 44th & 79th Sts.)
www.nycstpatricksparade.org 無料
The Landmark Tavern
創業は1868年と古く、ハドソン川に近いことから船乗りたちに愛されながら歴史を刻んできたNY市内でも指折りの老舗アイリッシュパブ。オールドファッションの店内は古き良き伝統を感じさせ、アイルランドの伝統料理やお酒を堪能できる。毎週月曜の午後8時からはアイルランド伝統音楽の生演奏も楽しめる。
スミティックス(Smithwicks)
ギネスに代表されるスタウトもいいけれど、それに負けない人気のアイリッシュエールにも挑戦してみよう。ビール醸造の歴史が深い東部の町キルケニーで誕生したレッドエール「スミティックス」は、本場アイルランドでもビール好きから熱い支持を得るブランド。NYでこれが飲めるバーは比較的少ないが、同店ではドラフトを常備。ブドウのような甘い香りと優しい口当たり、さらに赤みがかった濃い色とは裏腹に飲みやすさは抜群。同店オリジナルのラガーとエールもおすすめ。
バンガーズ&マッシュ(bangers and mash)
ビール造りがさかんなアイルランドで生まれた、ビールのお供にぴったりなバンガーズ&マッシュ。軽く揚げてグリルしたソーセージとマッシュドポテト、グレービーソースのコンビネーションはどんな種類のビールにも合うおいしさ。マッシュドポテトの下に和えたひき肉と野菜を敷いてオーブンで焼いた、こちらも伝統のシェパーズパイもお忘れなく!
The Landmark Tavern
626 11th Ave. (@ 46th St.)☎212-247-2562
www.thelandmarktavern.com
◆ニューヨークで行きたいアイリッシュな場所
●St. Patrick′s Cathedral
聖パトリックにちなんで名付けられた教会。
2015年9月にはローマ法王フランシスコが訪問した
14 E. 51st St. (bet. Madison & 5th Aves.)
www.saintpatrickscathedral.org
●American Irish Historical Society
アイルランド人の歴史的な記録を多数所蔵。
歴史を学びたい人におすすめ
991 5th Ave. (bet. 80th & 81st Sts.)
www.aihs.org
●Irish Hunger Memorial
19世紀のアイルランドで大規模な飢餓が起きた
当時の様子を再現した公園
North End Ave. & Vesey St.
www.bpcparks.org/whats-here/parks/irish-hunger-memorial
●Irish Arts Center
アイルランドの文化を知るのに最適。
子ども向けのアイルランド語講座もある
553 W. 51st St. (bet. 10th & 11th Aves.)
www.irishartscenter.org
◆女は気が強く、男は呑んべい
ジョセフ・ラマンツさん(62、アイルランド系米国人の母と3歳でスコットランドから移民した父の間にニューヨークで出生。ブルックリン区在住)に聞きました。
母はすごく気が強い人だったね。僕も兄も姉も母には「絶対服従」だったよ。父の家はプロテスタント、母の家はカトリックだったけど、母は改宗せず逆に父を改宗させて、父は実家から勘当されちゃった。でも、料理上手でセーターを編むのが得意。とても家庭的な女性でした。アイルランドの女は強い! 男は呑んべいが多いって言われてるけど、確かに僕も呑んべいだナ(笑)。