【8日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】国際女性デーの8日、ニューヨーク州議会下院の女性議員が、州内にある全ての公衆トイレに無料の生理用品を置くことを義務付ける法案を提出する計画であると発表した。
マンハッタン区選出のリンダ・ローゼンタール議員(民主)が提案した「生理用品へのトータルアクセス法案(TAMP)」は、州内にあるファストフード店やオフィスビル、ホームレスシェルター、学校、政府機関の全てのトイレに、無料のナプキンやタンポンといった生理用品を常備するというもの。同議員は、「公衆トイレを利用するために、自分用のトイレットペーパーを持ち歩く者は誰もいないし、公衆トイレの販売機にコインを入れて一切れのトイレットペーパーを購入する者もいない。生理用品の必要性は、トイレットペーパーの必要性と何ら変わりない。しかし、異なっているのはそれらに関するわれわれの考え方だ」と述べ、全ての女性にとって必需品であることを主張した。
同議員は2016年、生理用品にかかる消費税の廃止を求める法案を州議会に提出し、同法案は可決している。また、学校やホームレスシェルター、刑務所で無料の生理用品を提供する法案も提出している。