【11日付amニューヨーク】メンタルヘルスを題材にした映画コンテストの主催者が、若者に作品を出展するよう呼び掛けている。
映画コンテストのチェンジング・マインド・ヤング・フィルムメーカー・コンテストは2年前にスタート。15歳から25歳の若者による、メンタルヘルスを題材とした10分以下のショートフィルムを募集している。コンテストを主催する地域団体、コミュニティーアクセスのジョン・ウィリアムズさんは「心の病を経験した人の生の声を届けられる場所を作りたい」と話す。また、「スクリーンを通してより多くの人にメンタルヘルスについて知ってもらうことができれば、差別や偏見をなくすことにつながる。そのためには若いころから心の病の実態に触れておく必要がある」と開催のきっかけを説明した。
2016年には20作品がエントリーし、昨年はエントリー数が300作品に急増した。今年の締め切りは8月31日。入賞作品はニューヨーク市のメンタルヘルス映画祭で上映される。05年に開始した同映画祭は、これまで約50作品を上映、約5000人が鑑賞した。過去にはうつやパニック障害、摂食障害などを題材にしたものが出品されている。